後任者決定

経歴書を見た時点でひとところでの社歴が長く、経理の経験はとても豊富な模様だったから期待していたけど、面接で話をしてみるとなおさら安心して後を任せられそうな人で、ほぼ即決。ワタシよりも一周り近く年上の人。
(できれば若い子がいいなあとかいうレベルの)助平心含みの採用基準を持つ上司は正直ちょっと不服そうで、「まあ、とりあえずはあの人でも…」などと言っていたが。あーたね、助平心だけで仕事もできない礼儀もろくすっぽ知らないチャラチャラした子を雇ったら後で困るのはアンタらなんよ!って言ってやりたかったけど言えなかったw そら極論だけどさ。いくらきちんとしていても、何も知らない新卒の子というのもうちでは無理だし。
それに、かなり高額の銀行口座や手形等の管理も業務のひとつなので、嫌な言い方をしてしまうとかなりの金額を横領してしまおうと思えばそれは不可能ではない立場でもある。だから、仕事の出来不出来と同じくらい、ある程度信用できそうな人物かどうかも大事。
接客指導の経験もあるということだったからバリバリコミュな人が来るかと思ってたら意外にも控えめな人で少し驚いたけど、ココで求められるところの細やかな気配りも出来そうな方なのできっと大丈夫。


引き継ぎの期間はあまり長い時間を貰えないので、短い時間をできる限り濃厚に効率的に使って仕事を覚えてもらえるような引き継ぎ資料を練っていかなきゃいけないな。頑張ろう。





しかし今回自分が初めて「選ぶ側の立場」になってみると、採用担当者がどのような視点で応募者を見ているか、よくわかる。
今回採用の運びになった人は、うちの職場での業務に直接必要となる資格は持っておらず、数度転職をしているけれど全部まったくの異業種だったり、と正直表面上では好条件とは言い難かったけれど、その反面業種が違えど同じような業務の経験がとても長くてその種類が多いこと、そして何より本人と会って話をしてみた結果しっかりした人だと思えたこと…そのような決め手が、「この人になら安心して任せられる」という思いに繋がった感じ。「後任者」を待つ身にとってみれば、何より自分の仕事を無事に引き継いできちんとやっていってくれるかどうか、それが一番大事なことなんだよな。
今後の転職活動にも、活かしていこう。