はてな珍味説・ブクマ中毒者の視点からの「はてな村」


■忘却防止。 - はてなが敬遠される3つの特徴〜つながりやすさの行き着く先
http://d.hatena.ne.jp/hatayasan/20061110/p1


あらいやだ、はてなはなんか世間様では敬遠されがちらしいですわよ奥様、ってことをわかりやすくまとめてあるエントリ。このエントリを興味深く読み、様々な考えが頭に巡り、何も書かずにはいられないから書くことに。


はてなには癖がある、のは分かる。すごい分かる。激しく同意。だがそれがいい。なんだけど、ひとえに「閉鎖的」というのは違うんじゃないかと思った。


はてぶを中心としてはてなーやってる立場から、ちょっと思いついたまま意見を書いてみると。


閉鎖的と言われるくらいなら「一見さんはお断り」的空気やしきたりがあるということだろう。
はてなのサービスやシステム、はてなーが書くエントリなどに嫌悪感(ついていけない感)を示す人達からすれば、そう感じるのもまあ仕方のないことなのかもしれない。ただそれは、あくまで「外側から見た感想」に過ぎない。


これまでそう長い期間でもなくはてぶでシコシコブクマしてきたワタシの目にさえ、ほんの数日前からはてなで日記を書き始めた人、滅多に日記を更新しない人の良エントリがはてぶではホットエントリーとなり、そしてごくごく正等に良エントリとして評価されるという構図が何度も映っていた。もちろんそれは超人気ブックマーカーが目をつけたエントリということも少なくないけれど、そうではない事例もあった。
もしはてなが本当に閉鎖的というんなら、それこそ長々とはてなで活動してきたアルファブロガーレベルの方々じゃなければ多数のはてなーからの評価は得られないし、どんなに良エントリをあげてもそれはそれは閉鎖的なはてな村住民の皆様からは「ケッ」と鼻で笑われるしかなかったのでした。それどころか「余所モンのくせに生意気な!皆の衆、こやつをdisってやるぞ!あとはおぬしに関わるのは火事と葬式だけ*1じゃわい」ってことになるでしょう。


確かにはてなの中で高く評価されやすいエントリには、「色」のようなものはあると思う。挙げたらキリはないけれど、それこそ技術系ド真ん中だとか、みんな大好き(ワタシも大好き)モテ非モテ関連とか…。けれど、そうでなければ評価されないなんてことはないし、どのコミュニティ(ブログサービスやSNS等)にも「色」はあるものだから、はてなだけを「閉鎖的」とするのは間違っているのでは。


そんなことを言ってたら、ワタシの目にはYahoo!ブログやmixiの一部日記も十分閉鎖的に見える。*2
同じ住民同士でとにかく訪問しあい、宣伝しあい、褒めあい、馴れ合い、愛愛愛愛愛に溢れてるわけじゃなくて、単に「批判厳禁」な空気すら流れているところも多い。ように見える。
ただ今回書きながら気付いたことだけれど、それはそこの住人の大多数が自分と毛色が違う*3からそう捉えてしまうだけで、はてなーYahoo!ブログの皆様もそれぞれ「自分が好ましい、居心地が良いと思える世界」で楽しんでいるというだけ、それだけではないのかな。


もしかすると、はてなはあまたあるインターネットサービスの中では「珍味」なのかもしれない。
例えばブルーチーズだとか、くさやだとか。
それをひとくち口に含んで、「おいしい!」と思うのか、口に含むなり一秒足らずで「ウ"ェッ」と吐き出すのか。そこですべてが決まってしまう。


Yahoo!ブログやmixiなどのようなサービスは、やや甘ったるいお菓子かな。どんな人にもそれなりに食べやすいけれど、甘さに魅せられる人もいる反面「甘すぎる!」と吐き出してしまう人もいる。


ワタシはブルーチーズやくさやを思い切り頬張り、「おいしい」と思えることを喜びたいし、誇りに思いたい。




現実にはブルーチーズはなんか工業製品の味がするから好きじゃないし、くさやは食べたことがないしウンコーヽ( ・∀・)ノ●のかほりがすると聞いて食べるのが怖いけど。まとまりに欠ける上にこんなお下品でごめんね!

*1:村八分」の本来の意味

*2:もちろんその中には例外もある。肩身狭そうだけどうわなにを

*3:言い換えれば価値観が違う、なのかな