はてなスターを二週間弱使ってみて。「はてぶ軸」と「はて☆軸」の存在。

導入当初の時期に予想を基にしたユルユルエントリをあげましたが、あれから二週間弱。
今のワタシの個人的な感想は、「結構イイ機能じゃん」。


はてなスター(以下、☆)が導入されて以降、いくつかエントリをあげた後の反応をみているうち、あることに気付きました。

「はてぶ」と「はてなスター」の「二つの軸」

これまで、はてなにおいて唯一のライトな評価+言及方法を担っていたはてぶ。
そのはてぶと並行して☆機能を使うことで、はてぶと☆に「二つの軸」をみるようになってきました。


■はてぶ軸
「役に立つ」
「あとでもう一度読みたい」
「何か一言でも言及したい」


■はて☆軸
「役には立たないけど好き」
「何か共感できる」
「言及しなくても好意は示したい」

「分業制」

これまではてぶがこれら全部の役割を担っていたところを、☆が現れたことでスマートな二つの軸の「分業制」が実現した感じ。
「ある一定の手間や思考を要するはてぶ」と「そこまでするまでもないから何もしない」との間に、ちょうどいい具合に収まってる☆。
…直接コメント欄にコメントを書くほどでもなく、かといってブクマするほど手元に記録しておきたいわけでも何か一言残したいわけでもなく、あまり有用とは思えなかったとしても、「なんかいいな、このエントリ」という「気分」を書き手に可視化させることができるように。これは誰かのエントリに気楽にポチっと☆をつける時にも、自分の他愛もないエントリに☆がついているのを見た時にも、感じたことでした。

「自分側に蓄積されない好意的な評価」

☆の個人ページに表示される「お気に入りページ」( s.hatena.ne.jp/hogehoge | hogehoge favorites )は、☆をつけたエントリが蓄積されていく仕組みじゃなく、自分が☆をつけたユーザーが並ぶようになっている。そしてユーザー毎の「最新エントリ」かつ「一つでも☆がついているエントリ」が更新され、更新されたものがアンテナ風に上にあがってくる模様。
ワタシ自身、使い始めの時期は「あれ!?このエントリに☆つけた覚えないのに…!」とビックリし、「自分が☆をつけたエントリに直接行けないなんて不便だなぁ」とも思ってました。
でも、見方を変えてみると「自分側に蓄積されない好意的な評価」は、その分「何も考えずに気軽にできる」って利点もあるんじゃないでしょうか。いや、蓄積されようがされまいが何も問題ないけど?って人もいるんでしょうけど、ワタシは「好意を示すにもあれこれ考えてしまうことも少なくない」性分なんで、尚更そういう気分になるのかな。

ちょっと特殊な例?ですが。「具体的な利点」

例えばコメント欄やブクマではなかなか他人が触れにくいようなヘビーな内容のエントリでも、☆をつけることで「気安く何か言う勇気はないけど、自分はあなたに共感できるよ」とか「このエントリ好きだよ」というメッセージを送ることができる。しかも、どんなメッセージが込められていてもそこにあるのは☆ひとつだから、しつこくもならない。
書いた人も、それを見て「あぁドン引きされてしまっただけじゃなくて、何かしらいいなと思ってくれた人がいたんだ」と救われた気分になる。


そんな風に、読み手側からすると「わかったようなコメントをつけて、相手を不快にさせないかな?と不安になること」も、「何も反応がなくて、あんなこと書かなきゃよかったのかな…と凹むこと」もぐんと少なくなる予感。それを誰しも実感するわけじゃないでしょうけど、結構「いいな」って思いませんか?

あ、そうだそうだ。そんだけじゃないよ。

書いた当人も認める「駄エントリ」でも、何かしら愛を感じ取ってくれたのか☆が何個もついてるのはめっちゃ嬉しいですよ。
コレはもちろん他の人のことじゃなく、他ならぬワタシ本人のことねw



「星欲しさにエントリを書く」んじゃなくて、「星がついてるのを見て笑顔になる」。
なくても困りはしないけど、あったらちょっといいなと思う。そんな存在になりました。


あと、[+☆]ボタンの横にある「はてなメッセージ」ってそんな使わないですね。(でも何かしらあったら嬉しいし楽しい)
思ったほど「クネクネ機能」として感じることはないな。


追記

コレを書いた後、「はてぶ軸」と「はて☆すた軸」の相関性を考える上でとっても参考になる良エントリを見つけました。
ニートホープ - はて☆すたを使い始めてから素敵な詩や写真のエントリを見かけるようになりましたっ!


重要度や知名度はあまりなくても、「趣味的」というか、「愛でたい」(目出度い、ではないw)エントリとはて☆すたってホントに相性いいですよね。純粋な「コレいいな」が形になるのはいいことだ。