「素直になるくすり」 ―ワタシの子供時代
あれはワタシが5歳くらいの頃だったか。
「ほら、ともむーん(仮)ちゃん、これは素直になるくすりよ。飲んでごらん」
小さい容器になにやら液体を入れたものを満面の笑みで差し出す母。
超特急の勢いで訝しがるワタシ。
しかしあまりの母のしつこさに根負けして、恐る恐るその液体Xを口に入れてみた。
「ほーら、素直になった!これで今日からともむーんちゃんは素直ないい子になりましたー」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
どう味てもただの砂糖水でした。本当にありがとうございました
ポイントは当然、(推定)齢5つにしてここまでのことを母親にさせるほどの女児だったということです。ちなみに一番上にあるコメントは、それこそ「これがもし、おっさんみたいな顔だったら確実に30回くらい殺してると思う。」ってノリである日真顔で言われた言葉です